プールでツンツン
2003/09/23
 
1

夏になってプール開きのニュースを聞くたびに、つい思い出してしまう出来事がある。
あまり話したくないとても恥ずかしい出来事なのだが、恥を忍んで回想してみたい。

ある土曜日、僕は奈々子(当時24才)と某公営プールに出掛けた。
彼女はこの夏購入した黒のビキニを僕に見せたいと言う。
ふたりは脱衣場でそれぞれ着替えて、プール内の約束の場所へ集合した。

さすがにキャンギャルをしていただけのことがあって、小顔ですっきりとした顔立ちと見事なプロポーションはかなり人目を引く。
それに加え、日焼けしていない白い肌に黒のビキニというコントラストがやけに艶かしく映っている。
自分の彼女を伴って訪れたと言うのに、まるで他人の彼女を連れている時のように気後れがするのはどうしてなのだろうか。
数日前に夜を徹してめくるめく愛の時間を過ごした仲だと言うのに、どうして太陽の下、ビキニとは言え着衣の彼女に気恥ずかしさを感じるのだろうか。

僕はそんな奇妙な感覚に包まれながら、比較的人気の少ないプールサイドへと歩いていた。
するとプールサイドでたむろしていた若い数人の男達が、一斉に奈々子に熱い視線を送って来た。
(・・・!)

「奈々子、みんな見てるんだけど・・・」
「いいじゃん。ちゃんと水着を着てるんだから」
「そりゃあ、そうだけど・・・」
「いくら見られたって、別に減るもんじゃないでしょう?」
「そりゃあ、減りはしないけどさぁ」
「ん?Shy、あなた、もしかして妬いてるの〜?」
「な、何を言うんだよ!や、ヤキモチなんて妬いてないよ」
「あら、そう。じゃあ、気にしないでね〜」
「・・・・・」

確かに減るものではないが、自分の彼女が舐め回すように見つめられると言うのは良い気がしないものだ。
かといって「見ないで」なんて大人気ないことなど言えるはずも無い事は充分に分かってる。
僕は些か複雑な心境のまま、プールサイドの空いている場所へと向かっていった。

適当な場所を見つけ、プールサイドに腰を下ろした。
ふたりは早速屈み込んで、熱(ほて)った身体に水を掛けた。
予想以上に水が冷たく感じる。
ゆっくりと脚を水の中に浸けた。

「ひえ〜!冷てえ〜!」
「ねえ、Shy?」
「ん?」
「先ほど嬉しかったよ」
「え?何が?」
「ヤキモチよ」
「ヤキモチなんか妬いてないって」
「ふ〜ん、そうなの?自分の彼女がジロジロ見られても平気なんだ」
「平気ってことはないよ〜」
「あはは〜!ほら、やっぱりヤキモチだ〜!」
「チェッ、まあ、そういうことにしておくよ」
「素直じゃないんだから〜、ったく。さあ、泳ご?」
「よし!」

2人は、一旦肩まで水中に浸けた後、ゆっくりと泳ぎ始めた。
しかし休日と言うこともあって、かなりの人出のため、一直線に泳ぐことは難しそうだ。
人にぶつかりそうになって、立ち止まってしまう事もある。
どちらにしても真面目に泳ごうとしたのは最初の5分間くらいのもので、2人はまもなくじゃれ合い始めた。


2

僕は突然水中に潜り、奈々子の視界から消えた。
おそらく「どこに行ったの?」と戸惑っているかも知れない。
いやプールは浅いから忍び寄ってくるのが、きっと影で分かるのではないだろうか。
僕は水中に潜り奈々子の背後に廻って、太股に絡みついた。

「きゃ〜〜〜!」

水の中でも彼女の脚の動きでかなり驚いているのが分かった。
女の子を驚かすのは実に愉快だ。
僕は調子に乗って太股から腰の辺りまで触りまくった。
すると彼女の肘鉄が僕の頭上に落雷した。

(いてっ!!)

僕は思わず水面に顔を出した。

「もう、エッチなんだから〜。やめてよ〜」

奈々子は抗議をしてはいるが、本気で僕を詰っているわけではない。
目はあくまで穏やかだ。
むしろそんなやりとりを楽しんでいるようにも伺える。

「すまない、すまない。ではお詫びのチュ〜をしてあげるよ」
「え〜?そんなこと、ここじゃ無理よ〜」
「それもそうか。じゃあ、見えないところにお詫びの印を・・・」
「・・・?」

僕はそう言い放って、彼女の背後に回りこんだ。
周囲の目もあるので、あまり露骨なことは避けなければならない。
僕は奈々子の背中に胸をピッタリとくっつけて、水着の上から腹部を摩った。
彼女の背だとバストの辺りに水面がある。
バストよりも上は何をしても丸分かりだが、逆に水面下は分からない。
さすがに腹部は日常エアロビクスで鍛えているせいか、適度に腹筋が付き少し硬くなっている。
引き締まった腹部のカーブを指で愉しみながら、更に下方へと降りていった。
まもなくこんもりとした恥丘の感触が指に伝わってきた。
奈々子は僕に行動を任せているようでじっとしている。
時折、真横を親子連れやカップルが接近し、水飛沫を掛けられるがさして気に留めていない。
神経は今下半身に集中しているからだ。

僕は恥丘を暫く撫でた後、更にその下方にある女性の窪みに指を滑らせた。

(クニュ・・・)

恥丘とは対照的に実に柔らかだ。
良い感触が指に伝わって来た。
窪んだ部分を指でなぞってみる。

「あぁ〜・・・Shy・・・」

(クニュクニュクニュ・・・)

「あぁん・・・」

プールではかなり接近しているカップルが多い。
僕達もそのうちの1組だ。
おそらく誰も気づかないだろうが、もしかして奈々子の表情から目敏く察知する者がいるかも知れない。
仮に察知されたとしても構わない。
それはあくまで水面下での出来事であり、外から見る者にとって推測の域を出ないのだから。
いわゆる【公衆の面前】でありながら、物理的には【公衆の面前】ではないのだから。


3

「ねえ、あのおじさん、さっきからこちらをじ〜っと見てるんだけど・・・」
「気にしなくていいよ〜」

(コスリコスリコスリ〜)

「あぁん、どうしよう〜、かなり濡れちゃったみたい〜」
「どうせ水の中なんだから、濡れたって言われたって全然分からないよ」
「あぁん・・・」
「濡れたかどうか、直接触らなきゃ分からないかも。どれどれ」

僕は大胆にも奈々子のパンティの横間(よこあい)から指をこじ入れた。

「え!?うそっ!そ、それはちょっと、やり過ぎ・・・じゃないかの?」

奈々子はパンティに指を捻じ込まれかなり焦っている。
指は直ぐに女の園に辿り着いた。
やはり濡れているように思う。
水による潤いとは全く異なる粘着性のある感触。
僕は勢い、亀裂を擦り始めた。

「ああっ、ダメ〜・・・シャ、Shy・・・いや・・・」
「ふふふ、奈々子の言ったとおりかなり濡れているみたいだね」
「あっ・・・いや・・・やめて・・・か、感じちゃうから・・・ああっ、だめ・・・」

(グッチョグッチョグッチョ、グッチョグッチョグッチョ〜)

背中からとは言っても、肌を密着させ淫靡な行動を繰り返しているうちに、僕の身体に異変が起きてしまった。
奈々子の尻に当たっていた僕のイチブツがかなり大きくなってしまったのだ。

(ありゃこれは弱ったぞ・・・デカクなっちゃった・・・)

水上に出れば周囲の者はおそらくその変化に即座に気づくだろう。

(こりゃ拙い。萎えてくれるまで水から出れないや)

そんなことを考えているうちに、いつの間にか奈々子への手の動きが疎かになっていたようだ。
奈々子はつぶさに僕の変化を捉えた。

「ん?どうしたの・・・?あっ!もしかして!」
「そう、そのもしかしてなんだよ。参ったなあ」
「水の中にずっといればいいじゃん。そのうち治まるわ」
「そうだね。じゃあ、エッチなことは残念だけどもうやめるね」
「Shyは治まっても私のほうが治まらなくなってしまったわ。私の身体に火を点けておいてどうしてくれるのよ」
「どうしてくれるって言ったって・・・まあ、後からラブホにでも寄ろうよ」
「まあ、仕方ないか。じゃあ、泳ご?」

(ピ〜〜〜〜〜ッ!)

その時、どこからか笛の音が聞こえて来た。


4

「は〜い!皆さん〜!ラジオ体操の時間ですよ〜!さあ、プールから上がってください〜!」

何と、笛を吹いたのは監視員のお兄さんだった。
まもなくプールサイドでラジオ体操を始めると言う。

「え〜。ラジオ体操すんの〜?ぷ〜、ちぇ〜、今来たばっかりなのにぃ〜。仕方ないかぁ、上がろ?Shy」

奈々子は不満そうにブツブツ言いながら、僕の手を握ってプールサイドに向おうとした。

「奈々子、ちょっと待って。今、やばいよぅ・・・」
「?」
「まだ、デカイままなんだ・・・」
「え〜!?えええ〜〜〜!?マジで〜〜〜?」
「うん、マジで・・・」
「どれ?」

奈々子は僕の股間に触れてきた。
今は触れられたくない。
今女性の指に触れられると、小さくなるべきものも小さくなってくれない。

「おい、やめろよ〜」
「きゃはは〜!本当にまだかなり大きいわ」
「チェッ、笑ってる場合じゃないよ。プールサイドに上がらなきゃならないのに、小さくならないんだから・・・」

僕はかなり焦っていた。
と言うのも、笛の合図とともにプールの中で泳いでいた人達がかなり上がってしまい、プール内には僅かしか人がいなかったのだ。

「早く上がってください!」

矢のような催促が飛んでくる。
どうも僕の方に向って言っているようだ。
どうしよう・・・。
焦れば焦るほど小さくなってくれない。

(どういうことだ・・・。こんな時に・・・)

僕は素直に上がらないで、プール内を泳ぎながら時間を稼ごうとした。

「そこの人!早く上がってください!」

声がかなり引き攣っている。
言うことを聞かないので、頭に来ているのだろう。
幸いに泳いでいるうちに少し小さくなって来た。

下半身がほぼ治まった頃、僕はやっとプールサイドに上がった。
笛を吹いた監視員とはまた違う男性が飛んで来て、予想通り、こっぴどく叱られてしまった。
叱っている男性おりもその光景を見ている周りの目の方が痛く感じる。

「あの馬鹿、いつまでも泳ぎやがって」等と呟いているように勝手に連想してしまう。
僕は適当な言い訳をして、素直にペコペコと頭を下げた。
それにしても格好が悪い。

(奈々子はどこにいるんだろう?)

既にラジオ体操のイントロが流れ始めてる。
監視員は僕への注意もそこそこに、自分のポジションに戻っていった。

「今後、気をつけてくださいよ」
「はい、すみません・・・」

僕はあまりにもばつが悪くその場から早く逃れたかった。
ちょうど奈々子が真後ろに控えてくれていたので、彼女に声を掛けプールから出ることにした。

奈々子がケタケタと笑っている。

「もう、酷いよ〜。自分だけ先にプールサイドに上がっちゃうんだから・・・」
「でも私がいたら余計に目立つし怪しまれたと思うわ」
「うん・・・まあ、確かにそうだろうけど・・・」
「プール、ほとんど入らなかったね〜」
「うん、30分もいなかった・・・く〜!フラストレーションが溜まるな〜」
「じゃあ、気分転換に行こうか?」
「どこへ?」
「そんなの決まってるじゃん!ラ・ブ・ホ♪」
「ははははは〜、やっぱりそうおいでなすったか?」
「はい、おいでなすった〜。きゃはは〜!行く?」
「うん、行こ」

皆さん、カップルでプールに行った時、水中だから大丈夫だなんて言いながらエッチなことをするのは極力控えましょうね〜!
また市民プール(区民プール)へ行く時は、ラジオ体操があるか無いかは事前によく調べておきましょうね〜!



(おしまい)