| もう昼が近いのだが空腹を満たしたい。 ホテルウェ*ティン大阪でブランチをとった。 静香は小さな口を開いてサンドイッチを食べている。 僕は静香の口元を見つめた。 (昨夜は、あの小さな口であんなものを頬張ったんだ。) 「どうしたの?Shyは食べないの?」 「あはは…うん、食べるよ。君につい見惚れていたんだ。」 「まあ、お上手ね〜。」 静香はクスッと笑って、アイスティーのストローに口をつけた。 僕はホットコーヒーを飲もうとして、手を止めて煙草に火を点けた。 僕の目線は静香のきっちりと閉じた長い脚を見つめていた。 (それにしてもきれいな脚をした女だ。) さらに見えそうで見えないスカートの奥に妄想を拡大した。 細いながらもムッチリとしたあの腰つきは如何にも男をそそる。 昨夜寝不足になるぐらい抱いたのに再び、身体の芯が燃え始めるのを感じた。 静香のシーツの上で悶え狂う姿が瞼に浮かんで来た。 僕の指と舌であれほどまでに切ない声を出した女。 僕の上で、下で踊り子ののように見事な舞いを舞った女。 そんな静香を堪らなくいとおしく思った。 「Shy?どこを見ているの?いや〜ね。さっきから私の腰の方ばかり見てるじゃない?」 「うん。そうなんだ。君の腰を見ていたら、またムクムクとしてきたんだ。」 「や〜だ〜。元気ね〜。もうエッチ〜。」 静香はクスクス笑った。 ホテルの隣には空中庭園がある。 50階近くある超高層ビルの上に、屋外に庭園があるのだ。 今日は幸いに風は無い。 ふたりは予定どおりシースルーエレベーターに乗って、コンパニオンに案内されるがままに最上階に登った。 360度広がるパノラマ。 僕たちは各方角毎に話題を転じて、わずかな時間を楽しんだ。 「あの山のずっとずっと向うに君が住む街があるんだよ。」 「そうなんだ。どのくらいの距離があるのかな?」 景色を見終えて、ビルからビルを間を虹の橋のように渡るシースルーエスカレーターに乗った。 とても長い長いエスカレーター。 幸いに前後を見渡したが人影が無い。 それをいいことに突然静かにキッスをした。 静香は驚くことも無く、僕の唇を受け入れた。 僅かな時間だった。 それもライトキッス。 ヘビーなキッスは今夜、思いっきり楽しもう。 そんな想いがあった。 00/05/23執筆 (終) |
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