しずか 虹の橋で熱いキッス
2003/08/18
 
もう昼が近いのだが空腹を満たしたい。
ホテルウェ*ティン大阪でブランチをとった。
静香は小さな口を開いてサンドイッチを食べている。
僕は静香の口元を見つめた。
(昨夜は、あの小さな口であんなものを頬張ったんだ。)
「どうしたの?Shyは食べないの?」
「あはは…うん、食べるよ。君につい見惚れていたんだ。」
「まあ、お上手ね〜。」
静香はクスッと笑って、アイスティーのストローに口をつけた。
僕はホットコーヒーを飲もうとして、手を止めて煙草に火を点けた。
僕の目線は静香のきっちりと閉じた長い脚を見つめていた。
(それにしてもきれいな脚をした女だ。)
さらに見えそうで見えないスカートの奥に妄想を拡大した。
細いながらもムッチリとしたあの腰つきは如何にも男をそそる。
昨夜寝不足になるぐらい抱いたのに再び、身体の芯が燃え始めるのを感じた。
静香のシーツの上で悶え狂う姿が瞼に浮かんで来た。
僕の指と舌であれほどまでに切ない声を出した女。
僕の上で、下で踊り子ののように見事な舞いを舞った女。
そんな静香を堪らなくいとおしく思った。

「Shy?どこを見ているの?いや〜ね。さっきから私の腰の方ばかり見てるじゃない?」
「うん。そうなんだ。君の腰を見ていたら、またムクムクとしてきたんだ。」
「や〜だ〜。元気ね〜。もうエッチ〜。」
静香はクスクス笑った。

ホテルの隣には空中庭園がある。
50階近くある超高層ビルの上に、屋外に庭園があるのだ。
今日は幸いに風は無い。
ふたりは予定どおりシースルーエレベーターに乗って、コンパニオンに案内されるがままに最上階に登った。
360度広がるパノラマ。
僕たちは各方角毎に話題を転じて、わずかな時間を楽しんだ。
「あの山のずっとずっと向うに君が住む街があるんだよ。」
「そうなんだ。どのくらいの距離があるのかな?」

景色を見終えて、ビルからビルを間を虹の橋のように渡るシースルーエスカレーターに乗った。
とても長い長いエスカレーター。
幸いに前後を見渡したが人影が無い。
それをいいことに突然静かにキッスをした。
静香は驚くことも無く、僕の唇を受け入れた。
僅かな時間だった。
それもライトキッス。
ヘビーなキッスは今夜、思いっきり楽しもう。
そんな想いがあった。


00/05/23執筆


(終)
関連ページ:http://homepage1.nifty.com/shy/index.htm