| 神戸の街の中で、信号が青に変わるのを待っていた。 すると僕の隣に派手な女子高生が1人やって来て僕を頻りに見ている。 なんだなんだ? 何かここ数年女子高生によく持てるな、 自分ではそんなにいい男とは思ってないのに何故見るのだ? この子のタイプなのか? などとひとり勝手な想像をしていた。 するといきなり、 「ねー!お茶おごってくれへん。」 僕は驚いて彼女の顔を見つめた。 派手なイデタチではあるが、何と可愛い顔ではないか。 白のブラウスにタータンチェックでグリーン系のプリーツスカートを穿いている。 ムチャクチャ短い。(^^;) ほう〜、生脚が眩しい。 靴下はダボダボのルーズソックスと定番のスタイルだ。 僕は、やっとのことで口を開いた。 「お茶を飲みたいって?」 彼女は答えた。 「うん、お茶おごって欲しいねん。ついでにな、Hせ〜へん?1万円でええわ。」 彼女はHと言う言葉以降は、さすが僕の耳元へ近づき声を潜めて言った。 僕は咄嗟に言葉を返した。 (もちろんこういう時は、大阪弁でリターンエースを決める。) 「君、アホちゃうか。 1万円くらいの金で見ず知らずの男に抱かれるな。 自分を粗末にすんなや。 そんな時間あったらな、彼氏と楽しいHをしたらどやねん?」 その子は僕の説教染みた答に驚いたようだ。 「ほっといてんか!アンタにそんなこと言われる筋合いあれへんわ。 お金持ってへんねんやろ〜、ケチ!」 と捨てぜりふを残して立ち去った。 と思ったら、何とその子は戻って来て、 「なあ、Hはええけどな、お茶だけおごってくれへん?」 (わっ!なんやっ、この子は…。) 仕方なくその女子高生にマクド(関西ではマクドナルドをそう略すのが常識) を1セットおごってやった。 それだけでもう機嫌が治ったようで、先程のHのことを語り始めた。 とにかく小遣いが欲しいようだ。 僕の説教がまた始まった。 ウンザリしたかに思ったが、意外や、 「ありがと〜。よ〜解ったわ。ウチかて知らんオトコに抱かれるのんてそら嫌やねん。 もうやめとくわ。 コツコツ、バイトするわ。 ほなお金いらんからHしよ〜な? ウチな、とにかくHが好きやねん。」 「あんな〜、初対面のオトコにHしよ〜なんて言うな、アホ。 しまいに殺されるで。僕やからええけど。気イつけなアカンで〜、ホンマ。」 「うん、解ったわ。せやけどマクドおごってもろたし、悪いもん…。」 「気にすな。」 「ほな、オッチャン、ありがと〜!またな〜〜。」 おっちゃん!?ガビーン…僕がおっちゃんか… この子からすれば、1廻りよりも遥かに年上。 当然おっちゃんと言われても仕方が無い。 それにしても惜しいことをしたような…(よだれが出てただろうって?失礼な。笑) ちょっといい格好をし過ぎたかな? 素直に鼻の下を伸ばしていれば、若鮎のような肌を拝めたのだろうが。 でも、これがShy風なのだ。 これが僕のプライドでありポリシー。 これでいいのだ。 <無理してない?> 誰かなにか言わなかったか? ちょっと余談ですが、小説「ありさ 援交ブルース」はこのエッセイがベースとなって生まれました♪ (終) |
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