2006年★久美さん的ニュース
ベスト5

2006年、役者・西原久美子の
大きな出来事、喜ばしい出来事を
ピックアップ!


 久美さんの今年一年のご活躍を振り返り、舞台、声のお仕事の上で、大きなステップアップとなったもの、大きな出来事を、管理人の独断と偏見(?)で選んでみました。



次点
 ⇒十分お若いです!
 2006年は舞台三昧の年でした。その締め括りにあったのが、年末はクリスマスシーズンに打たれた舞台、劇団21世紀FOX研修所の期間限定劇団「劇団FOX・ている」の第2回公演、「ウィリアムによろしく」でした。シェイクスピアの「リア王」と「ハムレット」を交互にやった芝居で、久美さんは「ハムレット」よりあの『オフィーリア』を演じました。若い役者さんたちの中で『オリーフィア』を演じる。真面目にやったのでは無理があると考えた久美さんは、遊びを取り入れつつ面白く、久美さん流の『オリーフィア』を仕上げてきました。とびっきり可愛く。貞女だったり、次の瞬間には久美さんのキャラだったり。気が触れたシーンでは迫力の演技を見せてくれたりと、締めるところは締めて。埋葬シーンでの「若作りだけど」と言われた後の『オリーフィア』の遺体の反応が毎回、見物でした(笑)。


第5位
 ⇒失敗を乗り越えて!
 お正月のお楽しみであったサクラ大戦新春歌謡ショウが、夏に先立ち幕を閉じました。一幕は昨年夏の「新・青い鳥」の続きになっているお話で、復活した根来幻夜斎との戦いが軸の舞台であり、『アイリス』の気持ちの続きの舞台でもありました。「アイリス、花組だもん!」。戦いの中で、皆に守られるばかりだった『アイリス』が自分の想いを吐露するこの独白シーンは未だ記憶に新しい、胸を強く打たれる衝撃的で感動的な演技でした。しかし、とある回で久美さん、この長台詞が飛んでしまったことがあったのでした。空白の時間は今にして思えば何秒だったのか、断片的に言葉を繋げつつ、その後シーンは進行。観ていたお客さんは、ちゃんと意味は通じたとのことで、台詞が飛んでしまったとは気付かなかったと言う程度のものでしたが。けれど、終演後、久美さんは泣きながら謝り、「Liddell Project」の公式サイト内の日記で心情をお話して下さいました。もう恐くて二度と舞台に立てないんじゃないかと思い、次の日の公演は恐くて恐くて逃げちゃいたいと本気で思ったと。それほどの手痛い失敗でした。しかし、役者として気持ちを引き締め、決意を新たにした経験でもありました。これから先、このような事にならないようにいっぱい稽古したい、もしもなってしまったら、勇気を持って、気持ちで語ろうと思います、と。久美さんの大反省。このことを来年も忘れてほしくないと言う願いを込めて、敢えてここに記しました。


第4位
 ⇒メイドin久美さん!
 こういう役をやる事はもう二度とないだろうから。全然、頷けない久美さんのコメント(笑)。今年6月末〜7月頭に掛けて行われた舞台、「遊々団ブランシャ★ヴェール」旗揚げ公演は「フラクタル」で、何と久美さん、メイドさんになっちゃいました! とあるオタクなプログラマーが開発したメイドゲームの中に出てくる、メイドの女の子『メグミ』を久美さんが好演。正に架空の世界にしか存在し得ないだろう、この世のものとは思えないほど可愛い女の子でした。久美さんは「ひかないで」とパンフでおっしゃっていましたが、ひくどころか猪突猛進してしまうくらい。久美さんの天性の魅力と努力の賜物でしょう、壮絶に可愛いメイドさんを魅せてくれました。そしてそこから溢れ出る、健気さと優しさと無垢さが素晴らしかったです。可愛かった―それだけに留まらず、ひどく切ない気持ちにさせてくれる、久美さんの表現力に脱帽です。清々しい素敵なエンディングと相俟って思い出深い舞台となりました。またFOX時代からの盟友、レオさんとのバトル(笑)も見所でした。


第3位
 ⇒30分アニメのレギュラー獲得!
 TVアニメのゲストは度々あって、なかなか強烈な印象を残したり、味のある演技を聞かせてくれる久美さんでしたが、近年、30分アニメのレギュラーには恵まれませんでした。しかし今年秋、久方振りの吉報が。人気アニメ「げんしけん」内の設定として登場していたアニメ、「くじびきアンバランス」が一つのシリーズとして独立。キャストも変わり、久美さんがメインキャラの一人、『上石神井蓮子』役を演じました。次期生徒会書記候補の、高飛車なマッドサイエンティトの女の子。持ち前の七色の声色を駆使しつつ、ずけずけ物を言う怒涛の台詞回しを面白味たっぷりに表現、次期生徒会のメンバーとの触れ合いの中、成長していく心の機微も聞かせてくれました。後藤邑子さん演じる『山田』との掛け合いも爆笑ものでした。本放送は12月末で終了しましたが、PS2でのゲーム発売も決定しており、まだまだ目が離せない作品です。


第2位
 ⇒退団後初舞台!
 昨年6月末で、およそ21年半に渡って活動してきた劇団21世紀FOXを退団された久美さん。早くも2006年 5月、退団後初舞台を踏みました。久美さんも立ち上げに携わった「Liddell Project」第1回公演「恋愛戯曲」で、久美さんは主演を張りました。TVドラマの脚本家『谷川真由美』役を演じ、駆け出しプロデューサーを相手に、恋と仕事の間で揺れ動く心情を切なく魅せてくれました。役そのものの魅力もたまらない久美さんの芝居でしたが、その上、3つの世界の『真由美』(微妙な差分あり)を演じ分ける見事さにも舌を巻きました。激しい喜怒哀楽と甘え声が非常に見応えのある久美さんの演技でした。小劇場での芝居は、久美さんの言わばホームグラウンド。役者・西原久美子の真骨頂をたっぷり堪能することが出来ました。彼女の生き方、そこを踏まえた上での恋心の表現など、本当に難しい演技だったと思いますが、久美さんにとってはとてもやり甲斐のある板となったことでしょう。舞台女優としてはフリーになった久美さんの、演技力や魅力を内外に大きく示した、お披露目にもなった気がします。また、「Liddell Project」の公式サイトでブログが立ち上がり、久美さんとのコミュニケーションの場が生まれたのも、ファンとしては喜ばしいニュースでした。


第1位
 ⇒ありがとうアイリス!
 今年、遂に約束の10年が訪れました。1997年夏より始まったサクラ大戦歌謡ショウ。今夏、青山劇場で行われたサクラ大戦・歌謡ショウファイナル公演「新・愛ゆえに」を以って、久美さんの宝物―宝箱はその蓋を閉じました。最後の歌謡ショウで『アイリス』は、見事でキュートなタップを魅せ、難度の高い歌を美しく歌い上げ、優しさと仲間への愛に満ちた姿で胸をいっぱいにしてくれました。劇中劇では可愛く生命力溢れる芝居で脇を固め、「ゲキテイ」でこれ以上無いと言うくらいの愉しい時間をくれました。『アイリス』と自身とのギャップに怯え、苦悩しながらも、温かい仲間たちとお客さんに支えられながら、いつしか『アイリス』を演じることが楽しくて楽しくて仕方無くなっていった久美さん。いつしか自分の中に『アイリス』が住むようになり、『アイリス』そのものになっていった久美さん。そんな『アイリス』からもらったエネルギーと幸せは計り知れません。元気で可愛い『アイリス』。久美さん自身の魅力と相俟って咲いたその魅力は、いつも観る者の胸をきゅんとさせ、心の中を沢山の幸福で満たしてきました。一大ファンクラブが出来、次第に女性ファンも増えていきました。『アイリス』のコスプレをする方が増えたのも、劇場に足を運ばれた方は目の当たりにしたことでしょう。歌唱とダンスに始まり、殺陣や太鼓やフライングや様々な芸も身に付け、この10年は久美さんにとって成長の10年でもありました。歌もダンスも苦手だった久美さんでしたが、舞台で唄う歌は人の心を打つまでになり、ダンスに関しては花組の中でもトップクラスと言って良い程までに。役者として手に入れた財産は膨大です。そしてもう一つ、ファンが大きく増えたことで愛をいっぱい受け続けた経過も、久美さんにとっては大きな宝物になったのではないでしょうか。劇団21世紀FOXの舞台では中々、生まれなかった経験ではないかと思います。沢山のエネルギーを受けて、久美さんは、久美さんの『アイリス』は一層、輝きを増していったのだと思います。この10年間はお互い、幸せで素敵なかけがえの無い10年間でした。



今年は舞台三昧(計5本!)の一年であり、終わりと始まりの年であったと思います。
ファンとしては笑ったり、きゅんとなったり、涙したりと、激しい一年だった気がします。
演りたい芝居を演り始め、着実に前に進んでいる感がある久美さんです。
声の仕事においても充実した、大躍進の年だったと思います。
来年春はあの「アリス〜」であの『黒の女王』を演じます。
次があると分かっているのは、とても幸せなことです☆


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