<場内アナウンス>

久美さんの声の演技の魅力について
まとめたコーナーです。




 テレビアニメ、OVA、ゲーム、ドラマCDなどと、久美さんの声の演技を聞く機会は多々あります。久美さんの声の演技には、沢山の魅力が詰め込まれています。このコーナーではそれらを少しずつ語っていこうと思います。
 久美さんの声の演技は、全てにおいて聞く価値があるものです。久美さんがご出演されているということだけで、その作品には大きな魅力が付加されます。
 久美さんの声の演技を含めて、その作品の魅力は成立していますし、久美さんの声の演技は、その作品全体のトーンを動かすほどに存在感があります。
 テレビアニメ、OVA、ゲーム、ドラマCDなど、久美さんの声の演技を堪能できるメディアは数多くありますが、垣根をつくって久美さんの声の演技を聞かない、ということは、人生において大きく損をしていることは間違いありません。
 それほどまでに、久美さんの声の演技は魅力的です。作品によっては、舞台の久美さんの果てしなく大きな魅力が、久美さんの声ただ一つに凝縮されているものもあるのです。
 ここは、 <舞台美術さん>のコーナーの、言わば、声優版です。



♪♪♪聞いていて気持ちの良い声♪♪♪

 久美さんは役によって、様々な声を鮮やかに出します。
 幼い女の子の声、少年の声、可愛らしい声、線の細い声、震えるように健気な声、明るい女の子の声、大人しい女の子の声、ひょうきんな声、きんきんした声、どすの利いた声、大人の女性の声、色っぽい女性の声、落ち着いた女性の声、年老いた母親の声、etc。
 それらは、聞いていて、とても気持ちの良い声です。まず耳に入って、とても心地の良い声です。
 特に、久美さんの歌で感じることがありますが、久美さんの声には膨らみがあります。倍音が強い方、と言って良いでしょう。倍音とは、元の音の整数倍、振動する声のことで、艶っぽさ……広い意味でのセクシーさを醸し出し、異性の心を強く掴む性質を持っている声です。
 久美さんの身体から出る声は、どういったタイプであれ、非常に魅力的で心をしっかり掴んできます。またそれは声のタイプによって、優しく握られるようであったり、ぎゅっと掴まれるようであったり、色々です。
 聞いていて、これ以上は無いほどの幸せを感じる声です。いつまでも聞いていたい声です。久美さんは、その素敵な声で、素敵な演技を聞かせてくれるのです。
 人とは違うご自分の声のことがコンプレックスになっていた久美さんですが、今その声は、心を潤し綺麗にしてくれる、素敵な幸せをくれます。


♪♪♪声の演技にしっかりと乗った役の感情♪♪♪

 久美さんの声の演技は、いつも役の感情をしっかりと乗せています。
 芝居を聞いていて、その人物と同じような気持ちになって一喜一憂したり、その人物のことが心配になったり、心の底から笑ったり、ドキドキしたり、泣いたりできるのが、その証です。
 また、芝居の途中で、はっとさせられることもあります。それは大抵、キャラクターの感情が揺れ動いた瞬間です。注意を喚起させられ、その役に引き込まれ、やがて感情移入していきます。
 久美さんの声の演技は、とてもリアルです。勿論、現実には存在しないキャラクターですが、その世界内で実にリアルです。だから、その人物(キャラクター)のことをもっと知りたいと思う時もありますし、物語が終わってから、その人物の未来が気に掛かったりもします。あたかも現実にいる存在のようにです。
 素敵な声を通して聞こえてくる久美さんの演技は、胸をドキドキさせてくれたり、胸をきゅんとさせてくれたり、胸を熱くさせてくれたり、物語の世界にとことん引きずり込んでくれたり、そして、時に胸を貫かれることだってあります。
 呼吸も大きな力を持っています。特に耳だけが頼りのドラマCDでは、久美さんの呼気や吸気が役の感情を伝える助けになっています。思わず聞き入ってしまう、そんな呼吸です。
 役の感情の起伏によって、例えば感情が爆発した際など、そのキャラクターの声からずれた声になる時もありますが、常に人物像は一貫していて、違和感を覚えることはありません。
 これは久美さんがいかに役を理解しているか、そのシーンでの役の感情を正しく捉え、声に投影していることの証です。
 人物像が一貫しているか否かは、現在も久美さんの中で迷う時があるそうですが、この、一貫しているか否かのラインまで役の感情を表現しているという点は、キャラクターの魅力を大きく押し広げている結果にも繋がっています。
 故に、誰よりも存在感がある。
 また、今まで多くのキャラクターを演じてきながら、ある役の演技を聞いていて、そこに被ってくるキャラクターが全く無いというのも、久美さんが声に役の個性と役の感情をしっかり乗せていることの表れでしょう。声音だけ取り出せば、似たような声はあっても、聞いている間、他のキャラクターが脳裏にちらつくことは全く無いのです。


♪♪♪面白みのある演技♪♪♪

 これは舞台の久美さんにも大きく言えることですが、声の演技においても、久美さんの芝居には面白みがあります。
 繰り返し聞きたくなる、言葉は悪いですが、中毒性を持っています。
 実際に声に出して笑える演技もありますが、多くは、聞いていて楽しい、飽きさせない、面白みのある演技です。
 シーンによっては、面白みのある、などと称すると不謹慎ですが、言い替えるならば……。
 もう一度、聞いておきたい、もう一度、聞いて、久美さんの演技をもっと理解したい、別な何か(感想)も感じてみたい、別な何かも感じられる期待をしてしまう、そんな久美さんの演技なのです。
 これは役の個性や役の感情をしっかりと捉えた上で、更に久美さんの経験(それは声のお仕事の経験であり、久美さんご自身の実体験もあることでしょう)からくる積み重ねや、久美さんの個性が出ているからと言えるでしょう。
 面白みがあると感じる久美さんの演技からは、大概、「久美さんらしさ」、という、言葉では説明できない、たまらなく素敵な魅力を感じることができます。


♪♪♪上手な匙加減♪♪♪

 久美さんは演技の匙加減も絶妙です。
 まず間の取り方。会話の中での台詞のやり取り、また、自身の台詞と台詞の間に入る、久美さんの間の取り方は非常に上手です。全神経がその空白に引き込まれてしまう、見事な間の取り方です。それは役の感情を更に大きく伝えてくる効果を持ち、また、面白みのある演技にも繋がっています。
 続いて、一つの物語の中で(同一の役で)複数の年代を演じる際。飛躍し過ぎること無く常に適度です。そしてやはり、人物は一貫して保たれています。その役を普段の芝居以上にものにし、理解していなければ、そうはならないでしょう。珍しくないシチュエーションですが、なかなかに至難の業。それを久美さんは素敵に成長させた姿を見せ、演じ抜いています。
 そして、感情の入れ具合。お話の種類によって、要求される感情の入り具合の真剣味も様々です。それを、久美さんはとても器用にこなしています。物語にぴったりマッチした、感動させてくれる演技を聞かせてくれたり、面白み溢れる演技を聞かせてくれます。物語全体の空気からずれてしまっている演技をすることは皆無です。
 そういった、演技の微妙な匙加減も、久美さんは見事です。何と言っても、アフレコの現場での、とっさの注文もしっかり演技に反映できるという久美さんなのですから。


♪♪♪声が無くとも聞こえてくる声♪♪♪

 久美さんの声は、実際に声が聞こえてこなくても、頭の中で浮かんでくることが多々あります。
 一番、良い例はゲームでしょう。恋愛アドベンチャーにしても、RPGにしても、必ずしもフルヴォイスという訳ではありません。久美さんが演じるキャラクターの台詞が、テキストのみで流れていく。
 しかし殆どの場合、テキストを読んでいるだけにも関わらず、久美さんの声や芝居が、不思議と頭の中に浮かんできます。
 これは、他の声優さんと比べ、特に顕著な点であると思います。
 幾つか理由がありますが、総合的な理由としては、その作品内で最初に聞いた久美さんの声と演技が、素晴らしく印象的だったから。
 久美さんの特徴的な声は久美さんの強みであり、また、舞台で様々なタイプの大人の女性を演じてきたことにより広がった声域から、キャラクターの声を一声、聞いただけで、その後も容易に久美さんの声が浮かびます。
 そして、久美さんの面白みのある芝居やリアルな芝居が心に深く残り、久美さんの声が無い場所でも、どんな声でどんな演技をしているかが鮮やかに思い浮かぶのです。
 またこれには、久美さんの芸の広さも関係しているでしょう。ただ頷く演技だけでも、その時々のシチュエーションに合わせて全て違うものです。久美さんのご出演作品を追っていくと分かりますが、その為の引き出しを久美さんは沢山、持っています。久美さんの台詞回しの幅広さが、久美さんの芝居を色々と想像させてくれるのです。
 故に、思い浮かぶ久美さんの芝居も、人によって若干、差があることでしょう。それは、どれだけ久美さんの芝居を知っているかによりますが、久美さんの演技を見聞きしていくこと、探求していくことは、自分が成長していくようで楽しいものです。


♪♪♪七色の声と表現力♪♪♪

 久美さんの声は非常に幅広いです。既に上で述べているように、幼子から時には老婆まで、はっちゃけたような声から落ち着いた声、太い声まで多岐に渡ります。
 無論、衆知の通り、久美さんの場合、イコール演技の幅広さ。声以上に雄弁に役を表現する演技力です。それは、キャラクターを久美さんにしか出来ないレベルにまで引き上げるほど。役はすべからく久美さんのもの。これはインターネット上で目にした話ですが、同じ業界の方が、アニメ声で自然に自由に喋る久美さんに感動したそうです。なかなかファンの目線からすると、実感できない、新鮮な評価ではないでしょうか。
 さて、話の方向を戻しますが、ここ最近の久美さんの面白さ。TPOに適した表現力を持っている久美さんの元には、目立って様々な仕事が舞い込んできています。そう、声の幅が広い久美さんは仕事の幅が広い、と言うことを再認識です。
 CM始め、特殊なタイプの短いアニメ、教育番組、各種公共機関などで使用されるビデオの音声、などなど。科学館でナレーションもしています。厳密には演技、と言う話では無いかもしれませんが、必要に応じて声と表現を自在に変えられる能力が求められるはずです。
 所謂、30分アニメのような派手さは無いものの、プロとしての裸の力が強く必要とされる仕事。職人的なお仕事、とでも言うのでしょうか。そうした久美さんへの需要は、ファンとして誇らしいものがあります。
 声のプロとして最たる仕事、吹き替えのレギュラーも獲得し、久美さんの更なる成長と活躍が期待されます。


♪♪♪生命を吹き込む声♪♪♪

 アニメやゲームのキャラクターに生命(いのち)を吹き込む。それが声優のお仕事な訳ですが、久美さんが声を当てたキャラクターは正に本物の生命(せいめい)を得た存在となっています。
 特に悲しい結末、死が待っているキャラクターで、そのことが顕著に感じられる、生命と言うものを意識してしまうことがあるように思います。
 大人しい性格であれ活発な性格であれ、そして出番が少なくとも、瞬間瞬間で必ず魅力的な輝きを放つ台詞回し。何てことは無い日常的な台詞であっても、昨日もその場所で生きていて、明日もその場所で生きている、そう思い込める声や台詞が、久美さんの演じるキャラクターからは聞こえてきます。単発のキャラクターであっても、その作品世界でずっと生きてきたことを普通に感じさせる、確固たる力を持っています。結局のところ、久美さんの演技が魅力的なためでしょうが、生命がそこに間違い無く宿っていることは確かです。
 それ故、そのキャラクターが死を迎えてしまったりすると、感情移入の程度は関係無く、ショックは予想外に大きいです。感情移入していれば尚更、喪失感は大きく、胸にぽっかりと穴が開いたよう。久美さんの演じたキャラクターが正に生命を持っていたことを意識させてくれる一瞬です。悲しいドラマを際立たせる効果もあり、作品の中で久美さんはしっかり役割を果たしているとも言えます。
 そしてもう一つ、話の方向、生命を吹き込む方向が変わりますが、久美さんは人間外のキャラクターに生命を吹き込むことにも長けているのではないでしょうか。かのバ○ウサギ然り(笑)、パトカー然り、黒い鳥然り。
 どれもがハマリ役と感じさせる、活き活きとした演技に心はさらわれます。久美さんご本人がそんな性格であると錯覚しかねないほどの、面白み溢れるキャラクターたち。着ぐるみではありませんが、まるであの中には久美さんの魂がそのまま入っているかのよう。
 人間外の存在の演技も、久美さんは舌を巻く上手さです。人間外のキャラクターの演技もずば抜けて良い。これもまた、この業界で、久美さんが持つ大きな売りの一つでしょう。



to be continued!


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