インプラントの治療の前に注意すべきご自身の状態の事。

前にも書きましたが・・・
インプラント治療は、既存の入れ歯やブリッジよりも確実で良い結果をもたらす最新歯科治療として多くの患者さんが選択されるようになって来ました。
が、希望される方が全て受けられる治療かと言うと・・・難しい場合も有ります。

インプラントは、前記したように審美性や安定性、安全性などのメリットが非常に大きいですが、現時点でもまた恐らく将来的にも魔法の歯や自分の歯ではありません。
「人工の歯」「人為的に作られた歯」と言う物ですので、過度の期待は不幸の始まりだと私は考えています。
また、外科手術として考えてもその限界から患者さんがいかに望んでも治療を断念させられる場合も想定しなくてはならないし・・・
別角度から考えて、そのメンテナンスの重要性から手術後のアフターケアが無理な場合も断念した方が良い場合もあると思います。


一般的に言われている事柄として次の事柄に当てはまる場合はインプラント、或いは手術が不可能となりインプラント治療の適応外と考えられています。

心臓疾患や不整脈、高血圧や糖尿病、肝疾患、その他血液疾患がある場合。
ただし、内科の主治医との連携として、十分なコントロールが出来る状態である、或いは主治医の判断で可能と判断できていればインプラント治療が可能と考えられています。

●胃や腸の疾患・腎臓疾患がある場合。
これらについては、重篤な状況でなければ一応問題は無いと考えられています。
 
インプラントを埋め込む部分の顎の骨の厚み(高さ)や幅が十分に無い場合。
インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、骨の状態によっては全ての患者さんに出来る治療で有りません。
しかし医療の日進月歩により、現在では悪条件の骨に対して、造骨治療や骨の再生医療を応用し徐々に適応の幅(範囲)が広がってきている事は吉報だと言えるでしょう。
また、患者さんの希望を何とか満足してもらえるように医院努力の結果、当院でも悪条件による難症例の治療に対処出来るように、専門医による『出張手術治療』が受けられる特定歯科医院となりました。


●上記したように、 口の中の清掃状況が良くなく術後のケアに不安がある場合。
(或いは、術後に医療的に不便な国への長期海外転勤が予定されていて、しかも本人のみによるメンテナンスに不安が有る場合等)
歯ブラシによる丁寧な日々のメンテナンスを面倒くさがってやらない人(歯垢・歯石等の汚れが付着している)は、申し訳ありませんが 適応上で要注意すべき患者さんに分類しています。

口の中の清掃状態と同じ扱いとして、『喫煙』も関与しています。
喫煙をしている場合、インプラント本来の寿命から見ると短命になる傾向が強いと判断しています。
また、手術前後の10日〜20日は禁煙された方は、喫煙していた方よりも術後の状態が良いと考えられています。
結局は『禁煙』するのが一番良いようです。(アンチエイジングにも良いとの報告があります)


もし「インプラントの治療を受けよう」と考えているのなら、以上の事を再度確認して担当の歯科医師とじっくり相談してください。
個人的にですが・・・
じっくり相談して納得出来れば不安感によるトラブルも解消できる確率が増えると、私は考えています。

 

と言う事でこちらでも再びちょっと宣伝2・・・
当医院では、セカンドオピニオン(他の医院で治療途中の患者さんの相談)も受けています。
簡単な事ならメールでも相談を受けますが、実態により合わせた回答の為には、来院してもらう方がベストと思います。



お疲れ様ですが・・・つづきます。