『ブリッジ(固定式の入れ歯)』について

次に「ブリッジ」についてですが・・・
抜けた歯の両隣の歯を削って、そこにカブセ物で橋をかけるように作り接着する方法です。

例えば、1・2・3・4と歯が順番に有るとします。(頭の中で想像してください)
で、2番目の歯が抜けてしまいました。
そこで、土台として(橋脚として)1と3の歯をカブセ物が作れるように削ります。
1と3にカブセ物を作る時、同時に2に見える部分(橋桁部分)の見せ物?(偽物)の歯を1・2・3とつなげて作ります。
この時の見せ物の歯は、歯肉の上に触れる程度に乗せている状態に作ります。
一塊としてつながってる1・2・3のブリッジ(一塊としての橋桁)を1・3の歯(橋脚)に接着して固定します。
まさにブリッジ(橋)ですね。

前歯なら、「見た目」に1・2・3・4と歯が順番に有るように見えます。
奥歯なら、2の部分でも普通に噛む事が出来ます。

こんな優れた方法ですが・・・隠れて?デメリットもあります。
整理してみましょう。


<ブリッジのメリット>
●固定式の為に安定性が有る。
噛む能力は、天然歯の約60%以上(全体では80%以上)と期待が出来る。
●取り外し式の入れ歯のような、歯に固定する金属のバネ等が無いので見た目も自然な状態に作れる。
歯肉の部分を覆わないので違和感が無い。
●発音の障害になり難い。
●保険の適応の場合、治療費を有る程度抑える事も有る。
セラミック材料を使用することで歯肉への影響を抑えられる。
最近は審美歯科としてジルコニアセラミックによるオールセラミックのブリッジもできるようになってます。
●必要に応じて作っている間の仮歯が作れる。(状態によっては無理な時も有る)


<ブリッジのデメリット>
多数の歯が抜けた場合では残っている歯に負担がかかり過ぎるので構造上作れない。
(技術上は作れますが、破壊行為になります)
●土台となる歯が両隣に有っても、力の負担できる状態ではない場合は、ブリッジは出来ない。
健康で無傷の歯であっても、土台となる歯は削らなくては作れない。
(歯の向きに依っては神経を取らなければならない場合もある)
●土台の歯には本来の負担以上の力が掛かるので寿命が短くなる事が考えられている。
●元々ブリッジは歯肉と見せかけた人工の歯とのすき間に汚れがたまり易く、さらに、保険のプラスチック材料の場合では歯肉に炎症を起こさせる危険度が上がってしまう。
●また、歯肉の炎症を起こす可能性を抑える為に歯肉との間に隙間のあるブリッジを作ると、食べ物が入って不快となる。
●前歯等でその隙間を作らずに見た目重視に作ると、今度は磨けずに炎症を起こしてしまう。
●歯周病等で歯肉が下がって来る場合には、ブリッジ全体の土台の数の歯が影響を受けるので見た目の影響が大きい場合が有る。
●保険の場合では、変色しない材料が使えない。
●保険の場合では、歯と同じ色の材料(プラスチック)が使用できる場所の規制が有る。
ブリッジの構造上、必ず複数の歯数が製作対象となる為に、自費として高価になってしまう場合が多い。 


・・・まだデメリットの方が多いい感じですね。



さらに・・・つづく。