オールセラミックに関して(最先端情報:ジルコニア・クラウン)



金属を使用しないオールセラミック・クラウンの製作に、2種類有る事は別のページ に書いた通りです。

復讐してみましょう。
一つは、従来から有る、技工士さんが「0(ゼロ)から10まで」の全てを手作りで作る「フルオーダー製法」による金属を使用しないオールセラミック・クラウン。
もう一つは、最近の技術の進歩によってコンピューター上で歯を設計し、セラミックブロック(塊)から「削り出し」で作る「セミオーダー製法」による金属を使用しないオールセラミックのクラウン。
この2つのパターンが有ります。

近年では上記後者の発展系として、更に新しい方法として、口の中の削って調整された歯面と接する、カブセ物の内側をコンピューター上で歯を設計し、ジルコニアブロック(塊)」から「削り出し」で作リ、出来た「キャップ」に技工士さんが従来「メタルボンドセラミック・クラウン」と同様に、仕上げとしてキャップの外側に噛みあわせに合うようにセラミックを盛り上げながら焼き付ける形で作られる『ジルコニア・オールセラミック・クラウン』が出現することで「金属を使用しないオールセラミック・クラウン」の幅が広がりました。

さらにさらに、今回はその上を行く最先端のジルコニアについて書きましょう。
(最先端と言っても、このページを作る事より優先度の高い「仕事」が有った為、すでに世の中では知れ渡っているのかも知れません・・・スンマセン!)


別ページに紹介したように「ジルコニア」という素材は強度に優れ、例えば中間欠損のブリッジの構造体にも使える素材です。
その「ジルコニア素材」のみでカブセ物を作ってしまう事で、表裏一体の『フルジルコニア・クラウン(オールジルコニア・クラウン)』が作れてしまうのです。
作り方は、上記で説明してあるように、ジルコニアブロック(塊)」から噛みあわせまでを考慮して「削り出し」で全てを作るので、セラミック素材が追加されることなく単一のジルコニア素材のみで作られます。

特徴としてはセラミックを追加して作る「ジルコニア・セラミック・クラウン」よりも強度に優れる為、機能時に破折などが起こりにくい。
特に、歯ぎしりや食いしばり等の癖により「歯色」を断念して金属の治療を受けていた場合でも「歯色」で対応が出来る。
セラミックと同等以上に人体に対してマッチングが良い為、アレルギー等がない。
ハイブリットのような使用年数による着色がない。
金属と同様の使い方(カブセ物や詰め物)が出来ますが色的に金属色ではなく「歯色」に近い物が出来る。
等・・・・

デメリットとしては・・・
色がセラミックのように多色対応型ではない。
その固さ故にけ歯科医側として調整で苦労するって感じです。(私の場合だけ?だったりして・・・スンマセン!)
まぁ、私の場合は元々が歯科技工士ですので専用の器具を保有してますので苦労とは判断していませんが・・・ニッ (^◇^;)v
それと、通常の接着剤では『歯と一体化』がしにくいので高額ですが専用の接着剤が必要となります。
等でしょうか。


当医院ではこの『フルジルコニア・クラウン(オールジルコニア・クラウン)』カテゴリーとして『クリスタルジルコニア・クラウン』をシステムとして導入し、「カプセ物」と「かぶせられる側の歯」と一体化を図り出来る限り長寿の『歯』として提供しています。
また、固さ故の調整後の表面処理が一般的には難しいのですが、特殊な器具(技工的器具)を使用する事で新品同様の滑沢な状態に出来る事も当医院の「クリスタルジルコニア・クラウン」の特徴かもしれません。

この「クリスタルジルコニア・クラウン」はインプラントの上部構造物(最終的な歯の部分)としても提供出来ることから、過去にインプラントの上に「セラミック」で作ったが数年使用してたら割れてしまった、等の場合等に有効な治療方法でしょう。
また、この「クリスタルジルコニア」では詰めるタイプ(「クリスタルジルコニア・インレー」)としても対応出来るため、過去に「歯と同じ色として高額なセラミック(ハイブリット)で詰め物を作ったのに早期に破折してしまった」等の場合、にも対応できる特徴があります。

ただし、この「クリスタルジルコニア系」は全てにおいて旧来のセラミック関係の物より優れているかと言うと、やはり「色」的な幅は狭いので「クリスタルジルコニア系」の場合は奥歯のような色的な要素が薄れる部分の治療法と言えるでしょう。

もし「前歯にカブセる治療したい」という事なら「クリスタルジルコニア・クラウン」ではなく綺麗で自然な仕上がりのジルコニア・オールセラミック・クラウン』を選択する方が適正な治療方法だと思います。