都立心身障害者口腔保健センター・墨東病院や東京医科歯科大学歯学部付属病院等、各大学歯学部付属病院との連携医療機関です

オゾンナノバブルの活用

 

当医院では、2008年末から「オゾンナノバブル水」を使用する「むし歯治療」「歯周病」「その他の軟組織疾患」の治療に着目。
そして2010年から「疾患予防」に応用を検討。
2010年末から本格的に応用した治療を始めました。

オゾンナノバブルとは

私の知る限りでは、2010年現在「工業用」或いは「水産用」として『オゾンナノバブル』が存在し、「医療用」としては、それらを「流用」と言う形で応用している医院が存在していますが、2011年初頭からはそれら一般のオゾンナノバブルと異なる製造工程による『医療用』とも言える『オゾンナノバブル水』が公的に誕生しました。

そもそも「オゾン」とは、自然界の大気中に存在する気体です。


作用的には、強力な酸化剤でありその為に「塩素よりも速く殺菌する」「ウイルス を不活性化する」「止血効果がある」等が解かったので、20世紀初頭から医療現場で広く利用されてきました。


現在は「傷の滅菌」「血流の促進」「悪性腫瘍・白血病・リウマチ・多発性硬化症の治療」等にも応用される存在です。


もともとは、地球温暖化等で有名になりましたが、「オゾン層」が有害な紫外線を遮断して私たちを保護している面もある様に、自然界に存在している気体です。

それ以外として、人工的には日常生活での「水の殺菌浄化」「薬品や食品の酸化防止」「漂白剤や保存剤」「水産物の消毒」「作物の残留農薬除去」等として利用されています。



一方で、 人間に対する危険性は低いため心配無いと考察されています。
オゾンには、非常に強力なオキシダント(酸化性物質)効果により、“大量”となれば毒性が高まります。
が、しかし、この「オゾン」は「半減期(効用が半分になるまでの期間)は25℃で30分」と不安定な気体です。
つまり、比較的早期に消えて無害化してしまう気体で有るため心配は無いと言われています。

そのお陰?なのでしょうが・・・、実際に身近な所での一般的応用がされています。

その例としては、会社やコンビニ、場合によっては家庭でも便利に使用しているコピー機の内部とかでオゾンを応用していますが、発生したオゾンは短時間で酸素に戻っています。
したがって、コピーをしていて発生したオゾンにより体調不良になった、と言う事はありませんよね。

必要な時まで保存が出来ないとして、ちょっと扱いにくいが無害化するので副作用の無い「オゾン」の菌に対する能力を「歯科治療」に応用する。
と言う事が私の考え方の一つですが、「単体」での存在期間が短すぎる為難しいのです。

つまり、使用する時に使用する量を発生させないと応用が出来ない、と言う一般の歯科医院での応用が難しい条件が有ります。
勿論、その為に高価ですが歯科用のオゾン発生装置も存在しています、それをむし歯の治療に応用したのが「ヒールオゾン」と言う治療です。
しかし器械その物が高価なので一般の歯科医院での普及は暫く先になるでしょう。


そこで注目したのが「ナノバブル」と言う技術です。

ナノバブルについて

何が注目点なのかと言う事になりますが・・・
そもそもナノバブルとは、目に見えない小さな気泡(アワ)です。

ナノバブルは、直径が100nm(ナノメートル)に満たない非常に小さな気泡。
ちなみにナノとは、10億分の1を意味します。
1メートルの10億分の1mが1nm(ナノメートル)。
?????
地球で例えると、普通の泡が地球とするなら、その直径の10億分の1の物は1円玉の直径になります
非常に小さな気泡だということになります。

もっと身近な別の事で例えれば、普通の気泡が人の乗れる気球の大きさとすると・・・
バスケットボール程度の大きさの気泡がマイクロバブルと言われ、ナノバブルはマイクロバブルよりも、もっともっと小さくて気球に対してのビーズ1粒程度の大きさの気泡です。
カナリ・・・いや、そうとうチッチャイ!!

そこまで小さいと泡の浮力によって浮き上がって水面に達して消滅するという事無く、その泡自体が水中に浮遊する・・・

その為、注目すべき事が起こります。

ナノバブルを含んだ水(ナノバブル水)には、顕微鏡でも見ることの出来ない超微小の気泡が消滅しないで、長い期間にわたって消えない状態で浮遊し含まれる事になります、つまり「溶け込んでいる状態」になる訳です。


ここまで読むと・・・
ピン!っと来ましたか??

そう、消滅し易い「オゾン」を「ナノ」の「バブル」の中に閉じ込めたら・・・
扱いやすいオゾン含有の水として長期間保存が可能になる訳です。

その結果時間的に、医院外で生産してから物流に流して医院に到着しても、また医院で出番待ちの保存していても、効用が期待できる「オゾン」がいつでも存在する状況になります。
(値段的にも格安価格とは言えませんが、十分に手が届く価格になります。)

“そんな訳で医院では「オゾンの菌に対する能力を歯科治療」に応用、さらに一歩踏み込んで「歯牙のみならず口腔の軟組織の治癒促進」等への応用と言う事が出来るようになりました。”
(現段階では、私が「治療に必要と判断」して治療に使用する場合のみ、当然ですが料金は頂いてません。)


保存が長期と言っても、元々消滅しやすい「オゾン」ですから「ナノバブル」でも永遠にと言う事にはなりません。
特に現在の「一般的な工程」で作られる「工業用」「水産用」を歯科に流用する場合、長くても2〜3ヶ月で限界になります。

しかし『医療用』として、その製造工程を変えることで「6ヶ月以上」の保存が可能になりました。



一般家庭での応用について 

そんな訳でメインとしては「オゾン」による強力な殺菌力です。
一つの狙いとして、「むし歯菌」に対して、或いは「歯槽膿漏菌(歯周病菌)」への従来品と比較できない殺菌能力です。
これは、うがい用として家庭でも簡単にオゾンが使用出来るようになりました。

と言う事で、当医院では2011年1月から、窓口で歯科専用洗口液「AQUA NANO OZONE DENTAL(アクアナノオゾンデンタル)」を販売しています。

このオゾンによる殺菌効果は「抗生物質」等の『薬物』の効果とは異なる為「耐性菌」を作らないどころか耐性菌にも使用が可能と言われています。
他のウガイ液よりも効果が有る事は実験により判っています。
そして万が一体内に侵入しても「薬物」のような副作用が有りません。

もう一つの狙が安全性です。

同様な使用方法でも・・・
最近、新型インフルエンザにも良いと言う事でマスコミに報道された『パーフェクトペリオ』のような塩素系の殺菌能力と比較すると、オゾンは10倍近い殺菌能力があります。

しかも塩素系・・・つまり「漂白剤」の代名詞的に言われる塩素系が体内に入り込んだらと考えると、小児などに対する心配があります。
もしも「パーフェクトペリオ」でうがいをし、誤って飲み込んでしまったら・・・そんな心配からウガイが可能な年齢以上でないと使用出来ません。

でもオゾンは早期に分解して酸素に変わる物ですから、人体に対する安全性に優れていると考えられてますので、誤って飲み込んでも安全と言う事になり、その為にウガイが不十分なもっと小さい小児にも、安心して使用が出来ると思います。
(場合によっては生後半年から液を歯ブラシに付けて、直接お口の歯ブラシをする使用方法も可能かもしれません。)
大量にゴクゴクと飲んでしまうと・・・不安ですが、もし、体調不良が出るなら「お腹が緩くなる」或いは「(下記理由により)喉が渇く」程度と思われます。


歯科専用洗口液「AQUA NANO OZONE DENTAL(アクア ナノ オゾン デンタル)」は「体内水分」と同レベルの塩分(生理的食塩水)になるように調整しているので少しショッパイ水ですが。
もともと「オゾンナノバブル」ですからオゾンが分解されればチョットしょっぱい普通の水になりますので安全と言えるでしょう。